ラトビア


100周年を迎えた、ラトビアの老舗工房

首都リガから北東へ 90km、人口約 8,000 人の小さな街、リンバジ。ここにひっそりと佇む工房が設立されたのは1914年。2つの世界大戦と、ロシア(ソ連)による支配から2度に渡って独立を果たすという、ラトビアにとって激動の時代を経験しています。

そんな悲しい歴史を微塵も感じさせないオーナーの人柄と暖かい工房の雰囲気。ウールとリネンをメインにした伝統織物を扱っており、倉庫には長年受け継がれてきた伝統模様のサンプルやパターンがぎっしり埋め尽くされていました。ラトビアだけでなく、バルト三国の他 2 国の織物も手掛けているところにも歴史を感じます。織り機やプレスマシンも年季の入ったものばかりで、中には100年以上使い続けているものもあります。