伝統織物でつくるネクタイブランドTUNDRAとして、スコットランドに伝わるタータンチェックを求めて現地に行ってきました。そもそもなぜタータンチェックに目をつけたのか。他の織物にはない特異なデザイン「登録制」システムと、ただのチェック柄に収まらない魅力的な歴史をもつ「タータン」を紹介したいと思います。ちなみに日本では「タータンチェック」という柄の名前で知られていますが、正確には「タータン」のみで「チェック」はつけません。
伝統織物を巡る旅
タリンの旧市街 Leid Resto ja Aed エストニア02-06
40日間、ひとりで計7カ国の織物工房を巡った旅も、ついに最終日です。 今から思うと、どの国もなかなかヘビーな移動の連続でした。最初に訪れたカンボジアでは、背もたれが壊れたワゴンで200km。ラオスでは飛行機乗り継ぎできず航空会社ともめたり。ポーランドでは間違った切符を買わされ。今回の最北の地フィンランドでは、極寒のバス停で1時間凍えたり。いつも適度に緊張していて、移動を退屈に感じることはほとんどありませんでしたw
タリンの旧市街 エストニア02-05
エストニアの首都タリンの旧市街。中世の石造りの城や城壁、住居がそのまま残された美しい景観が評価され、「タリン歴史地区」として世界遺産に登録されています。
タリン ロッテルマン地区 エストニア02-04
世界的に有名なネット電話サービス「スカイプ」発祥の地であり、IT大国として知られるエストニア。 なかでも「こんなのがあったら便利だな」を実現してしまったのが、”国民IDカード”ではないでしょうか。
パルヌの織物工房2 Maarja-Magdaleena Gild エストニア02-03
いろんなアトリエ・お店がありましたが、最も長居したのがWEAVING STUDIO。
ウール、リネンを使ったマットやストールはすべて写真の織り機を使った手織り。1日で数メートルしか織れないので、とても時間がかかります。国内の伝統衣装のスカートを注文されてつくることもあるらしく、4年に1度のソング・フェスティバルが去年あって、とても忙しかったそうです。
パルヌの織物工房1 Maarja-Magdaleena Gild エストニア02-02
タリンからパヌルへは、バスで向かいます。IT大国として知られるエストニアのバスターミナル、目を引くかっこよさです。内観もおしゃれで、バスターミナルというより空港っぽいですね。
Airbnbで借りたタリンのアパート エストニア02-01
ヘルシンキでお世話になったアパートのみなさんに挨拶を済ませ、トラムに乗って港へ。行きと同じフェリーで、エストニアの首都タリンに向かいます。 17時、タリン港から歩いてAirbnbで予約したアパートに到着。実はAirbnbのサイト上にのっていた写真の感じから、勝手に一戸建てだと思い込んでいました。実際の住所に来てみると、同じ形のアパートがいくつかある上に棟の名前がありません。というか、もらった住所だと何号室かもわからない。外はだんだん暗くなり、大分不安になってきたところで、目の前の棟から宿主のカトリーナが出てきました。
デザイン・ディストリクト アルテックほか フィンランド02-09
前回に続き、デザイン・ディストリクトのお店です。
デザイン・ディストリクトにあるテキスタイルブランド フィンランド02-08
前回デザイン・ディストリクトを訪れた時は時間がなく、ギャラリー数件しか行けなかったので、今回はテキスタイル系のお店を中心にまわってきました。
ハカニエミ・マーケット フィンランド02-07
Airbnbで泊まったヘルシンキのアパートの住人に、伝統織物でネクタイつくってるって話をすると、ここには行ったほうがいいって教えてくれたお店のひとつが、ハカニエミ・マーケット。