伝統織物を巡る旅

ストゥントレンのカンボジアシルク2 カンボジア01-08

バイクタクシーのお兄ちゃんのおかげで、無事ホテルに到着しました。周りに英語が通じそうな店は見当たらないものの、活気のある市場があると、なんかほっとします。けど、シェムリアップの街中にはあんなにいた野良トゥクトゥクを見つけることができず、結局またお兄ちゃんに頼んで、工房まで連れて行ってもらうことに。片道20分、4USD。

続きを読む

郷土料理アモック カンボジア01-06

カンボジアに限らずですが、その国の郷土料理を注文したのに、なんか見たことあるな?とがっかりすることがよくあります。アジアはだいたい中華、インド、タイ料理っぽいのが多いですよね。そういう意味では日本食って本当に独創的です。

続きを読む

IKTT クメール伝統織物研究所4 カンボジア01-05

絹織物の歴史は、約4,500年前に中国ではじまり、シルクロードを渡り世界中に広まりました。ラオスに伝わったのは約3,000年前、中国南部の人々が移住してきてからです。ラオスではかつて高床式の家の下に娘の数だけ織機があると言われ、母から娘へ継承されてきた養蚕や染色、織りの技術も、18 世紀以降、多くの戦争や内戦により衰退の一途をたどっていました。

続きを読む

IKTT クメール伝統織物研究所3 カンボジア01-04

次に、ここで育てている蚕を見せてもらいました。ここの品種は非常に繊細で、虫除けスプレーをした人が近づくとそれだけで死んでしまうことがあるので、普段は見学禁止。僕は虫除けスプレーをしていなかったので特別に見せてもらいましたが、撮影はNG。ちなみにカメラのフラッシュでも死んでしまうらしい。

続きを読む

IKTT クメール伝統織物研究所2 カンボジア01-03

IKTT峯村さんによると、ここは工房ではなく、村だそうです。IKTTの商品はここでつくっているので、当然売上は村の人たちに分配されるのですが、工房ではないので仕事を強制しているわけではないのです。 一応、お昼は13時から仕事することになっているそうですが、みんな適当みたいです。この日、着いたのは13:30くらいでしたが、この時点で働いている人は少なかった笑。

続きを読む

IKTT クメール伝統織物研究所1 カンボジア01-02

前回エントリーで、「カンボジア・シルクで最も有名なArtisans Angkor」と書きましたが、日本国内で最も知られているのは、IKTTではないでしょうか? 長い内戦で途絶えかけていた伝統織物を、技術だけでなく、蚕や蚕の餌となる桑が育つ環境、つまり自然ごと、村ごと再生させるという壮大な活動を続けているのがIKTTです。そしてその代表が日本人である森本喜久男氏なので、これまで日本の大手メディアで多く取り上げられています。 http://iktt.org

続きを読む