40日間、ひとりで計7カ国の織物工房を巡った旅も、ついに最終日です。 今から思うと、どの国もなかなかヘビーな移動の連続でした。最初に訪れたカンボジアでは、背もたれが壊れたワゴンで200km。ラオスでは飛行機乗り継ぎできず航空会社ともめたり。ポーランドでは間違った切符を買わされ。今回の最北の地フィンランドでは、極寒のバス停で1時間凍えたり。いつも適度に緊張していて、移動を退屈に感じることはほとんどありませんでしたw
エストニア
タリンの旧市街 エストニア02-05
エストニアの首都タリンの旧市街。中世の石造りの城や城壁、住居がそのまま残された美しい景観が評価され、「タリン歴史地区」として世界遺産に登録されています。
タリン ロッテルマン地区 エストニア02-04
世界的に有名なネット電話サービス「スカイプ」発祥の地であり、IT大国として知られるエストニア。 なかでも「こんなのがあったら便利だな」を実現してしまったのが、”国民IDカード”ではないでしょうか。
パルヌの織物工房2 Maarja-Magdaleena Gild エストニア02-03
いろんなアトリエ・お店がありましたが、最も長居したのがWEAVING STUDIO。
ウール、リネンを使ったマットやストールはすべて写真の織り機を使った手織り。1日で数メートルしか織れないので、とても時間がかかります。国内の伝統衣装のスカートを注文されてつくることもあるらしく、4年に1度のソング・フェスティバルが去年あって、とても忙しかったそうです。
パルヌの織物工房1 Maarja-Magdaleena Gild エストニア02-02
タリンからパヌルへは、バスで向かいます。IT大国として知られるエストニアのバスターミナル、目を引くかっこよさです。内観もおしゃれで、バスターミナルというより空港っぽいですね。
Airbnbで借りたタリンのアパート エストニア02-01
ヘルシンキでお世話になったアパートのみなさんに挨拶を済ませ、トラムに乗って港へ。行きと同じフェリーで、エストニアの首都タリンに向かいます。 17時、タリン港から歩いてAirbnbで予約したアパートに到着。実はAirbnbのサイト上にのっていた写真の感じから、勝手に一戸建てだと思い込んでいました。実際の住所に来てみると、同じ形のアパートがいくつかある上に棟の名前がありません。というか、もらった住所だと何号室かもわからない。外はだんだん暗くなり、大分不安になってきたところで、目の前の棟から宿主のカトリーナが出てきました。
タリンからフェリーでヘルシンキへ エストニア01-02
タリン港のフェリー乗り場へ向かい、出発約1時間前にチェックイン。前日予約したチケットはタリン – ヘルシンキ往復70ユーロです。 チェックインしないといけないところは飛行機っぽいですが、それ以外は国境を越えるとは思えない気軽さです。フェリーに向かう通路に麻薬犬がいましたが、荷物検査も重量測定もないので、基本的になんでも持ち込めます。こんなセキュリティーで大丈夫かなと思ってしまうほど。
リガからタリン、ヘルシンキへ エストニア01-01
ラトビアに入る前、フィンランドへトランジットして訪れたヘルシンキが大好きになり、なんとか近いうち行けないかなあと思っていました。けど、よく考えればラトビアの次に行く予定だったエストニアの首都タリンは、バルト海を挟んでヘルシンキまで100km足らず。調べてみると、フェリーで片道たった35ユーロ、最短で1.5時間で行けるらしい。