大分県、国東半島にある染色工房に行ってきました。TUNDRAにとっては初めての日本国内の工房です。
まずは大分空港でレンタカーを借りて、ほとんど信号のない海辺を走る最高のドライブを楽しみます。
40分ほどで国東半島の最北端にある染色工房に到着です。この工房のご主人は、広島県のご実家の稼業で「型染」の染色技法を学んだ後、ここ国東半島へ移住されたそうです。古民家を改装された工房は、趣たっぷりです。
庭には鶏も。
日本各地に伝わる「型染」は、型紙を使って布や和紙にデザインする伝統的な染色技法です。神社やお寺などで行われる様々な伝統行事に使用される生地を染める技法として、古来より受け継がれてきました。
こちらには今年の夏に2回お伺いさせていただいたのですが、2回目のこの日、TUNDRAが発注した生地の染色方法を教わりつつ撮影させていただきました。
【糊置き】
炊いた餅米に糠、塩、石灰水を混ぜ、防染用の糊(のり)を作ります。
手作業で彫られた型紙を生地の上に置き、防染糊を延ばします。
【地入れ】
糊が乾いたら、海藻を溶かした水を刷毛(はけ)で引いていきます。これによって、この後に入れる染料が滲みにくくなります。
【引き染め】
生地が乾いたら、染料を塗っていきます。
生地の裏から見ると、防染した糊の部分には染料が染み込んでいません。
ネクタイ専門店TUNDRA(ツンドラ)が投稿いたしました。