スケジュールの都合上、ベルリンでゆっくりできるのは1日だけ。ベタなところにも、ギャラリーにも、歴史を感じられるところにも行きたくて、色々詰め込んだ濃厚な1日になりました。
ハンブルガー・バーンホフ現代美術館(Hamburger Bahnhof Museum)
ベルリン中央駅から徒歩で行ける現代美術館。かつて鉄道の駅舎だった建物を改築してできた規模の大きいギャラリーです。ドイツ人アーティストのヨーゼフ・ボイスをはじめ、ラウシェンバーグ、ウォーホルなど有名どころの作品を楽しめました。
虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑:ホロコースト記念碑(Denkmal für die ermordeten Juden Europas)
こちらも中央駅近くにありますが、通りを歩いていると突然たくさんのブロック?が出現して、特に入口とかもないのでちょっと面食らいます。建設当時、記念碑の対象を全てのユダヤ人にすべきではないのか、こんな物を建てるお金があるのならユダヤ人の被害者遺族に支払うべきではないのか等、多くの議論がされたらしいです。最終的に「ヨーロッパ人のユダヤ人」という枠組みになり、悲惨な歴史を後世に伝え、それ自体がアート作品でもある非常に珍しい建造物群に。
ボロス・コレクション(Sammlung Boros)
今回の滞在で最も楽しみにしていたギャラリーです。第二次世界大戦時の防空壕、その後は果物の保管庫、テクノのクラブとしても使用されていた、個性しかない建物です。公式サイトでの事前予約が必要で、これが大人気でなかなか予約が取れません。僕も1ヶ月前にサイトを見たところ既に予約でいっぱいで諦めかけていたのですが、たまにキャンセルが出ていることに気づき、その後もしつこくサイトに訪問していたところ、めでたく希望日時の予約をとることができました。
原則12名での少人数ツアーで、ガイドの説明を聞きながら進みます。中はかなり広くてたくさんのコレクションがありますが、時間が決まっているので全部見れる訳じゃありません。数年毎にコレクションの内容を変えて展示しているそうです。通常、アート作品は白い壁に展示されるものですが、打ちっぱなしのコンクリート、しかも歴史を感じる傷や落書きがたくさんあって、狭い部屋や広い部屋、吹き抜けなど独特な建造物に展示されている作品達は、空間ごと味わうアート作品のようでした。残念ながら中の写真撮影はNG。けどなぜかブログにアップしている人いっぱいいますけど。
イーストサイド・ギャラリー:ベルリンの壁(East Side Gallery)
ベルリンの街並み
ベルリンに着いてすぐに感じたのは、とにかく建築が素晴らしい!ロンドンやブダペストのように、法律で規制されている歴史的建造物を活かした街並みもいいですが、ベルリンはそれに現代的なアート感覚が加味されていて、バウハウス直系の遊び心も感じます。
駅舎も駅ごとに特徴があります。特にお気に入りだったのがHackescher Marktという駅。
電車、トラム、地下鉄のチケットが共通で、旅行者にはわかりやすくていいのですが、地下鉄に乗るとなんか空気が変わって、急に治安が悪く感じてしまった・・
ネクタイ専門店TUNDRA(ツンドラ)が投稿いたしました。