オランダ人女性デザイナーJackie Villevoyeによって設立された、Jupe by Jackie。2010年の設立以来、インドのウッタルプラデシ州に住むハンドメイド刺繍の職人たちとコラボレーションしてきました。
職人は全員男性で、伝統技術は父から子へ、数百年に渡って受け継がれてきました。刺繍の道を志すと決めた子は、その幼少期のすべてを技術の習得に捧げ、一人前になるまで15年かかります。指先の末端神経を常にシャープに保ち、思い通りに針を扱えるようにするため、日常生活でも皮膚が硬化しないようなるべく外に出ないという徹底ぶり。18歳でようやくキャリアをスタートさせることができる彼らですが、酷使し続けた視力が低下する40歳くらいにはリタイアしてしまうのだとか。
そんな職人たちの刺繍によって、女性ならではのかわいらしさとユーモアに溢れたデザインが表現されたネクタイは、伝統的なフォーマルスーツスタイルから大きくはみ出した、独創的なコレクションです。
また、女性向けネクタイという珍しいラインもあって、シャツやドレスも展開しています。
実はTUNDRAがブランドをスタートする１ヶ月くらい前、Jupeのことをodd numbersの末廣さんから教えてもらいました。一瞬「まずい。TUNDRAとコンセプトが被ってる、すでに存在する有名ブランドがあるっぽい・・」と冷や汗が出たのですが、後で調べてみると全然違うので安心したものですw TUNDRAは各国の伝統モチーフデザインをできるだけそのまま使うようにしていますが、Jupeはインドの伝統モチーフにこだわっているわけではなく、デザイン自体はデザイナーによるモダンなものです。で、そんなコンセプトがどうこうではなく、シンプルにファンになったのでした。
＊写真はすべてJupe by Jackie公式サイトから引用しました。
ネクタイ専門店TUNDRA（ツンドラ）が投稿いたしました。
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