エストニアの首都タリンの旧市街。中世の石造りの城や城壁、住居がそのまま残された美しい景観が評価され、「タリン歴史地区」として世界遺産に登録されています。
13世紀にデンマーク軍に侵攻されて以来、タリン(デンマーク人の城という意味)と呼ばれることようになったこの街は、その後もドイツ、スウェーデン、ロシアに長きに渡って占領されることになります。だから「歴史地区」なわけですね。エストニアが正式に独立したのは1991年なので、比較的若い国家です。 ラトビアの首都リガと同様に、街の構造が本当に入り組んでいるので、外国人ツーリストはみんなスマホや地図で現在地を確認しながら歩いています。中世の時代、攻め込んできた敵を惑わすためにあえてこんな景観にしたのだとか。
半地下の住居をよく見かけます。夜はろうそくで生活していた時代、外の光を入れるためにこんな位置に窓を設置したらしいです。
ちなみに「タリン歴史地区」は城壁に囲まれていて、数世紀前の街並みが広がる「内」と、数々のIT企業やヨーロッパの大手デパートが連なる近代的な「外」では、雰囲気が一変します。
ネクタイ専門店TUNDRA(ツンドラ)が投稿いたしました。