気がつくと工房に来てから5時間も経っていて、もうすぐ帰りのバスの時間です。急いで倉庫を案内してもらい、ネクタイ用にサンプルを何種類かもらいました。他の国と同様、ここにもお店が併設されています。お店といっても2階の事務所と同じフロアにある、地元の人達のための簡易的なものです。この日もお客さんが一人いたけど、本当に周りに何もないところなので、わざわざ車でここまで来たのかなーとちょっと不思議ですが。
帰りに気づいたのですが、ドアの引き手が織り機のシャトル!
あと、日本を代表するミシンbrotherが。
バス停までティモさんに送ってもらい、ここでお別れです。伝統織物だけじゃなくてフィンランドの歴史や文化とかいろんな話をしてくれました。めっちゃいい人でした。
帰りのヘルシンキ行きのバスは、めちゃくちゃ混んでました。70代だと思われる老婦人が隣に座っていて、「もうすぐヘルシンキ中央駅かしら?」みたいなことをフィンランド語で話しかけてきたので、あーこれは会話が成立しなくて変な空気になって終わるパターンだなと思ったら、すかさずきれいな英語で切り返してきました。すごすぎるやろフィンランドの英語教育・・ そういえばこのご婦人、隣でずっとスマホいじってたな。ITの普及具合もすごいのか、いやこのご婦人がすごいだけなのか・・ 22時にヘルシンキ到着。やっぱり都会はほっとします。中央駅周辺はある程度人通りもあるので、それほど危険な感じもありません。歩いてアパートに戻りました。
ネクタイ専門店TUNDRA(ツンドラ)が投稿いたしました。