小さく感じた工房の建物ですが、織り機は地下にあります。
実はこの日はウィンター・ホリデーだったらしく、なんか申し訳ない気持ちに。なのでティモさんはじめ数人しかいませんが、普段は25人がここで働いています。ちなみに、みんな8時出勤、9時にコーヒーブレイク、11時にランチ、16時に帰宅するらしいです。ヨーロッパの工房ってだいたいこんな感じが多くて、たしかハンガリーの工房は朝5時出勤で昼過ぎに帰るって言ってました。
写真だとわかりづらいですが、ネクタイにすることを考えると生地がかなり厚いんです。どの国の生地もなのですが、実現可能かどうか、日本で縫製をお願いする職人さんにも確認して、サンプルをつくってみる必要があります。厚さだけじゃなく、意外な理由でNGになる場合があるんです。具体的なデザインに落とし込むのは、生地縫製OKがでた後。
手織りと、こういう昔ながらの織り機を比べると、実は手織りのほうが融通がきくことが多いです。特にサイズ。できるだけ生地に無駄が出ないようにサイズをオーダーしたいのですが、古い織り機だと幅の調整ができないので、これも日本の縫製チームと毎回相談しないといけないところです。
ネクタイ専門店TUNDRA(ツンドラ)が投稿いたしました。