一通り工房の説明をしてもらった後、倉庫に向かいます。 大量の資料やサンプルを見ながら、織りの種類、厚さなどをチェックします。そして、ネクタイにマッチしそうな伝統模様やパターンを探して、それらに意味やストーリーがあるのか確認。気になるサンプルをいただいたり、購入したり、持って帰れないものは資料として大量に写真を撮ります。
ここで手に入れた資料を元に、PC上で(伝統模様やパターンを崩さず)ネクタイデザインをしていくので、かなり時間をかけます。これはどこの国のどの工房に行っても同じ作業ですね。
ちなみに持って帰った生地は、日本のネクタイ縫製屋さんと話してネクタイのサンプルをつくってみます。気に入った生地であっても、ぶ厚すぎて縫製できないなどの理由でネクタイには使用できないことがあるからです。そもそも伝統織物は元々ネクタイ用につくられていないので、しょうがないことですね。
その後、縫製に問題ないと確認できた生地でデザインしていきます。 海外の工房あるあるですが、ここもお店を併設しています。お店といっても観光客用のお土産屋さんではなく、お店の看板もない地元の人たち向けの売り場スペースという感じで、ここの場合は毛糸だけ買っていく人もいるみたいです。なので、観光地ではないこんなローカルな場所になんで坊主頭のアジア人が?って感じで見られるわけですw
ネクタイ専門店TUNDRA(ツンドラ)が投稿いたしました。