ネクタイに合う伝統織物を探すために、事前に織物工房とアポをとる場合もあれば、現地で出会った人に工房を教えてもらうこともあります。 リガの旧市街にはラトビアの伝統織物を取り扱っているお店がいくつかあって、どこの国でも店員さんと話すと織物の歴史や制作方法、模様の意味など、本やサイトにのっていない情報をもらえることが結構あります。そしてありがたいことに、僕のやっているネクタイのことを話すと大概おもしろがってくれるので、こちらも楽しくなってくるのです。
「TINES」
ウールを専門に扱っているお店。ラトビア各地の織り手さんと契約しているらしく、ミトン1つで数日かかるらしいです。ここの商品はタグにそれぞれラトビアの地名が書かれていて、どこでつくられた伝統模様かもわかるようになっています。サンプルで買ってみましたが、どれも美しくて悩みました。
「SENA KLETS」 ここは伝統衣装専門店。壁に描かれたラトビア地図とミトンは、地方によって受け継がれたモチーフが違うことを表しています。既製品だけでなく、生地の計り売りもやっているお店です。
「RIIJA」 こちらは新市街にあるお店ですが、旧市街からも歩いて行けます。ラトビアの伝統的なモチーフを現代風にアレンジしたファッション雑貨、陶器など、すべてラトビアのデザイナーによるコンセプチュアルな商品を扱っています。独自にセレクトしたCDが置いていたりと、とても洗練されていて、日本に出店しても流行りそうなお店。
ネクタイ専門店TUNDRA(ツンドラ)が投稿いたしました。