ヴィエンチャンから飛行機でシェンクワーンに行き、工房めぐりです。シェンクワーン周辺にはヴィエンチャンにお店を出している大きな工房もあれば、そういった工房から織物のオーダーを受けている個人(つまり内職)の方々もたくさんいらっしゃいます。なかなかの田舎だというのはわかっていたので、ネクタイうんぬんの前に、そもそも言葉が通じるのか、ちゃんと工房にたどり着けるのか、やっぱり心配です。
空港に着くと、予約していたホテルの人が車でお出迎え。安宿なのに気が効くなあと思いましたが、実はここ、オフシーズンは迎えがなければ街までの交通手段がありません。平家の一戸建てのようなこじんまりした空港で、流しのトゥクトゥクもタクシーもいません。
シェンクワーンは巨大な石壺の遺跡があるジャール平原で有名ですが、町としてはとても小さく、徒歩でもすぐに廻れる規模です。まずは腹ごしらえをしようと英語のメニューがありそうな食堂に入って、ベジタブルヌードルを注文。約400円。以外と高い。
食べ終わって店を出ようとした時、店に誰もいないことに気づきました。メニューをとってくれたのは15才くらいの女の子でしたが、気配がありません。ここはお店の奥が家と繋がっていて、自分の席から家のリビングや2階へ向かう階段が見えているので、大きな声で「ハロー!」と言ってみました。反応なし。仕方がないのでお釣りは諦めて、お金を置いて出ようとしたところ、お店の入口からその女の子が入ってきました。外から帰ってきたのです。30分以上、(家が繋がっている)お店の客をほったらかしにするとは、なんというおおらかさでしょうか・・・
ネクタイ専門店TUNDRA(ツンドラ)が投稿いたしました。