Baderさんはとても物腰のやわらかいおばあちゃん。この地方の伝統織物について、ていねいに説明してくれます。テキスタイルは白をベースに赤、青が使われているのがほとんどで、受け継がれてきたモチーフは花や果物など身近なものが多いようです。デザインは昔のテキスタイルを参考にするため、案内してもらった倉庫には100年以上前のものもありました。
ここでは早朝から作業を開始し、昼過ぎには帰ってしまうらしいです。そんな織り手のみなさん、近年は高齢化が進み、徐々に減ってきているとのこと。確かに僕が見学させてもらった織り手さんもみなさんご高齢でした。
サンプルをたくさん見せてもらい、いくつかいただいたのですが、ハンドメイドだと思えないほど精巧で、すごい技術。ふと、ラオスの織り手さんの「きれいに織りすぎると、機械で織ったんじゃないかって疑われる」という言葉を思い出しました。
ネクタイ専門店TUNDRA(ツンドラ)が投稿いたしました。