絹織物の歴史は、約4,500年前に中国ではじまり、シルクロードを渡り世界中に広まりました。ラオスに伝わったのは約3,000年前、中国南部の人々が移住してきてからです。ラオスではかつて高床式の家の下に娘の数だけ織機があると言われ、母から娘へ継承されてきた養蚕や染色、織りの技術も、18 世紀以降、多くの戦争や内戦により衰退の一途をたどっていました。
この村では新しいデザインの織物を開発しているわけではありません。かつて200種類以上もあったとされる伝統の絣デザインを再現し、再び母から子へ受け継いでいくのです。
そうこうしているうちに、村人が集まって仕事を再開していました。おしゃべりしながら、みんな本当に楽しそうに働きます。
一般開放している織物工房は世界中にありますが、工房という「職場」ではなく、「生活」そのものを見れるところはなかなかありません。なんだか自分がドキュメンタリーの撮影や取材をしているような錯覚に陥るほど、直に村人の生活と作品に触れることができます。事前予約が必要ですが、長時間のトゥクトゥク移動含め、観光としても非常に素晴らしいです。あと、IKTTには宿泊できるプランもあって、食事も用意してくれるらしいです。
ネクタイ専門店TUNDRA(ツンドラ)が投稿いたしました。